ビットコインのホワイトペーパーとマスタリングビットコインの初版は無料のpdfとして公開されています。通貨の説明だから広く誰でも読めるべきだからです。いずれも英語ですが、ボランティアにより日本語訳も無料公開されています。
・ビットコインホワイトペーパー, satoshi nakamoto
https://bitcoin.org/files/bitcoin-paper/bitcoin_jp.pdf
satoshi nakamoto のホワイトペーパー論文も、一度は目を通しておきたいものです。難しいことは分からなくても雰囲気を感じましょう。読むと、ビットコインは、ピアツーピアネットワークと楕円曲線暗号を用いた公開鍵暗号でビットコイン所有権の安全性を守り、CPUパワーに根拠を持つプルーフオブワークのブロックチェーン追加方式により二重払いのリスクを回避していることが分かります。暗号だけでも、プルーフオブワークだけでもビットコインはできなかったのです。
・マスタリングビットコイン初版、Andreas M. Antonopoulos
https://bitcoinbook.info/wp-content/translations/ja/book.pdf
こんなに親切丁寧な大量の書籍が無料だなんて驚くしかありません。でも、聖書やコーランや法華経など世界宗教の教典だって昔から全部無償で配布されていますね。この本に出てくる、Alice が Bob のコーヒーショップで最初のビットコインの支払いをする話は、ビットコインの説明をするときに繰り返し引用される話です。
マスタリングビットコイン第2版, Andreas M. Antonopoulos
これは2017年の第2版です。情報がアップデートされていて、こちらの方がお勧めですが、勿論お金が掛かります。図書館で読めばお金は掛かりませんが。
オライリージャパンの名著。クッキートークンという架空の暗号通貨を設計し運用し改良していく過程で自然にビットコインの仕組みが理解できてしまうという魔法のような説明方法です。
講談社のブルーバックス新書でビットコインに使われている暗号技術の平易な説明が読める。ブロックチェーンの堅牢性を学べる。