前回、11satoshi/vbyte(総額2000satoshi、1btc600万円で120円相当) ですぐに書き込みされたので、少し欲を出して5satoshi/vbyte(総額1000satoshi、60円相当)で2回目のOP_RETURNトランザクションを送信してみました。2021-03-19 22:30 頃です。
しかし、24時間経過しても全然ブロックチェーンへの書き込みがなされておりません。未承認トランザクションのままで24時間が経過しております。困ったなー(笑)。もしかすると、取引量が減少する土日がチャンスかもしれません。土曜日と日曜日(日本時間で月曜日の夕方まで)でどうなるでしょうか。一応RBF(replace-by-fee)トランザクションにしてあります。
Miner Preference LOW(マイナーの意欲が低い)と表示され、170のメモリプール(ノード)に伝播されたと表示されました。世界に1万台もノードがあるうちの170台ですか!低料金のトランザクションなんて要らないよ!と言われているようです。寂しいなー、泣けてくるなー。しかし、これはこれで面白いのでもう少し様子を見てみたいと思います。
2021/03/21追記 どうも、blockcypherのメモリプールからは破棄されてしまったようで、「トランザクションが見つかりません」と表示されてしまいました。chainflyerでは表示されます。一部のメモリプールでは低料金の未承認トランザクションが破棄されることがあるようです。
2021/03/22追記
こちらのサイトをみて5satoshi/vbyteは大丈夫と思って送信しましたが、全然ダメでした。
https://mempool.observer/monitor/
こちらのサイトならリアルタイムなメモリプールの状況が分かります。過去2時間のトランザクションの承認状況が料金毎にグラフ化されています。
2021/03/23追記
なかなか承認されないと、「なぜ承認されないのだろう」と考えることにより、ビットコインのトランザクション処理の理解に役立ちます。
こちらのサイトによれば、4.1satoshi/vbyte未満のトランザクションは「削除中」と表示されています。メモリプールの肥大化を防ぐために低料金トランザクションは順次消されてしまう様です。bitcoindのデフォルト設定では、未承認トランザクションのメモリプール上限容量は300MBで、未承認トランザクションの期限は2週間(336時間)となっています。
bitcoin.conf で言えば次の2行です。
maxmempool=300
mempoolexpiry=336
2021/3/25追記
結局、報酬1000satoshiの未承認トランザクションの出力を使って、新たな報酬3000satoshiのトランザクションを作成することにより、合計4000satoshiで、1トランザクションあたり送金報酬2000satoshiで承認させることに成功しました。11satoshi/vbyteです。未承認トランザクションを親として子トランザクションを送信しますので、親子送信方式と呼びましょうか。英語ではchild-pays-for-parent,CPFP方式と呼びます。 RBF方式で再送信しようとしたのですが何故か上手く行きませんでした。親子送信で低料金トランザクションを救済できるのであれば、RBF方式は不要かというとそうでもありません。おつりアドレスが無いトランザクションでは親子送信方式が使えないからです。
こちらが追加で送信したトランザクションです。先週の金曜日から約6日間、悶々と致しましたので、低料金送金試験は精神衛生上よろしくないと痛感させられました。報酬11satoshi/vbyteは軽すぎて承認されにくいのですね。時間帯として、日本時間で夕方18時頃が最も通りやすいようです。アメリカが朝4時くらい、ヨーロッパが午前10時頃でしょうか。
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