ビットコインのソフトウェアでは、理屈上の最低送金手数料よりも小さい金額のビットコインを送金できない仕組みになっています。最低送金額は546satoshiであり、それ未満の金額はdustと呼ばれています。あまりにも少額の取引を認めると、ビットコインのネットワークを圧迫してしまいますし、取引記録のアドレス欄を使ったデジタルデータの保存に使われてしまう恐れがあるのです。アドレス欄の目的外利用ですね。
英語ですが解説動画を貼っておきます。
寄付を募るビットコインアドレスが良くサイトなどに貼り付けてありますが、そういうアドレスに546satoshiの少額送金をして、そのトランザクションがどのように送金されていくかを辿れば、そのアドレスの所有者の他のビットコインアドレスや総保有量を調べることができちゃうという仕組みです。
ダスティングアタックに対抗するには、知らない人から送金されてきたダスト(例えば1000satoshi未満)は自分のメイン口座に送金せず、ダストを集約する専用の一時的な口座に集める方法が考えられます。
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