BTCメモリプールが空になった日


2021年6月2日19時21分(日本時間)、ビットコインのメモリプールが空になる事件「メモリプールゼロ事件」が起きました。

メモリプールの上限は通常300MBに設定され、未承認トランザクションが滞留し、300MBを超えて沢山のトランザクションが送られてくると、手数料の少ないトランザクションが順次削除される仕組みになっています。

メモリプールに送信されるトランザクションよりも、マイニングでブロックに取り込まれるトランザクションの数の方が多くなると、メモリプールの容量はどんどん減っていきますが、これがゼロになってしまうことはありませんでした。OP_RETURNを2021年2月にやり始めてから苦節4か月、このような日が来るとは夢にも思っておりませんでした。思わず1年チャートをクリックして見入ってしまいました。

メモリプール1年チャート

前回メモリプールが空になったのは、2020年12月中旬でした。半年ぶりの出来事だったのです。その12月中旬以前は、数週間ごとに「メモリプールゼロ」事件は頻発していたようですが、昨年11月からのBTC高騰とも相まってトランザクション数と送金手数料も高騰していたのです。一時期は250satoshi/vbyte出さないと送金できない時期もありました。200vbyteのトランザクションで、50000satoshiが必要だったのです。1BTC400万円として、2000円です。銀行の振込手数料も真っ青の金額でした。

メモリプールがゼロになるなら、自信をもって1satoshi/vbyte(約200satoshi、約8円)の手数料でOP_RETURNを送信できますが、この半年間の様に手数料が高騰してしまいますと、待てど暮らせど承認されないトランザクションになってしまいます。手数料が高い時期でも、10satoshi/vbyteで送信しておけば2週間以内には承認されることが多かったように思います。

メモリプールゼロの教訓

  1. 半年以内にはメモリプールゼロが来る可能性が高い。1satoshi/vbyteで送信できる。
  2. 数か月以内には、メモリプールが真っ赤になる、つまり1~2satoshi/vbyteがメインになる時期が来る。この時は2satoshi/vbyteで送信できる。
  3. 手数料が高騰している時期でも、10satoshi/vbyte つまり、2000satoshi 程度の手数料で送信しておけば2週間以内に承認される可能性が高い。これ以上の手数料レートで送信する必要は無い。じっくり待つ姿勢が大事である。

ということで、冷静な絶対基準を持つことが必要かと思いました。ビットコインが高騰しても、高騰し過ぎた場合は、人々は一時的に他の補助通貨(Litecoin,BCHなど)やライトニングネットワークを利用して少額送金をするようになるだけで、ビットコインのメインブロックチェーンの送信手数料が永久に高騰し続けることはあり得ない、という事実を肝に銘ずるべきでしょう。


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