スマホの機種変更をして使わなくなったスマホがあったらマイニング体験してみましょう。やり方をご案内致します。今回は、asus zenfone lite でやってみました。snapdragon430 armA53-8core RAM2GB のスマホです。
- https://f-droid.org/packages/tech.ula/ にアクセスし、UserLandのapkファイルをダウンロードし、ファイルアプリからダウンロードフォルダを開いてインストールする。
- UserLandを起動してubuntu を選択して起動する。ubuntu のユーザー名とパスワードのメモ書き保存を忘れずに。以下、UserLandのターミナル画面の動作です。
$ su && apt update && apt -y upgrade
$ sudo apt-get install git build-essential cmake libuv1-dev libssl-dev libhwloc-dev
$ git clone https://github.com/xmrig/xmrig.git
$ mkdir xmrig/build && cd xmrig/build
$ cmake ..
$ make -j$(nproc)
$ ./xmrig -a rx/0 -o randomxmonero.auto.nicehash.com:9200 -u your-mining-address.zenfone
userland でubuntu を起動したら、どんなスマホでも、最初に lscpu をやってみましょう。
これで、Architecture のところで、aarch64 と表示されてれば、android-osが64bitモードで動作していますので、最新のxmrig のビルドができます。Architectureがarmv8lとかになっていると32bitモードですので掘ることはほぼ不可能です。
やっぱりメモリ2GBだとスローモードになってしまいます。
それでも、ちゃんとaccept されました。1秒間に40ハッシュ程度ですが、掘れています。
非力なA53の各コアが1秒間に5ハッシュずつ計算して、8コアで40ハッシュになるという涙ぐましい努力です!jetson nano のCPUがちょうど50H/s程度で1日5satoshi掘れていますので、zenfone lite は1日4satoshi程度の見込みです。
やっぱり3GB以上のメモリのスマホで掘ってみたいところです。しかし、そのレベルのスマホとなると新品で5万円以上することでしょう。中古でも探してみましょうか!
cpuminer-multi
cpuminer-multi を使う場合のコマンドラインも記しておきます。
$ apt-get install git automake autoconf pkg-config libcurl4-openssl-dev libjansson-dev libssl-dev libgmp-dev zlib1g-dev make g++
$ git clone https://github.com/tpruvot/cpuminer-multi -b linux
$ cd cpuminer-multi
$ ./autogen.sh
$ ./build-linux-arm.sh
$ ./cpuminer -a neoscrypt -o stratum+tcp://neoscrypt.auto.nicehash.com:9200 -u your-mining-address.zenfone
だいたい、7KH/sほど出ているようです。jetson nano のcuda 部分が30KH/sで、1日10satoshiほど掘れますので、zenfone lite だと2satoshi程度掘れる感じです。
※参考記事
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