自薦他薦を問わず OP_RETURN記録の報告をして相互に鑑賞致しましょう。手動承認により掲載されないことがありますので御了承下さい。
OP_RETURN報告
コメント
“OP_RETURN報告” への120件のフィードバック
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The Animals: Selected Poems by Michio Mado
https://mempool.space/ja/tx/8cd732b125d6708187c942bf43849ab75367f6903548074586143a9865fc1300
まどみちおさんの「ぞうさん」が収録された英訳詩集です。安野光雅さんの挿絵で、美智子皇后が訳されました。
https://en.wikipedia.org/wiki/Michio_Mado
動物に対するやさしいまなざし、金子みすゞさんに通底するものがあります。動物にやさしくするのですから、当然、人間にもやさしくなりますね。世界全体に対する優しいまなざしを得ることになります。それは自分自身にも優しい心持ちということになります。なんというリラックスでしょう。
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Christiaan Huygens first distinguished nebulae from stars.
https://mempool.space/ja/tx/8ed4f6714213a147e2e8d9f0ad86b436d2f0f06d6ff1524effa298b2f9618ded
女性科学者シリーズをやっていたのですが、男性でも凄い人が居るなあと感激してついつい書き込みしてしまいました。
https://en.wikipedia.org/wiki/Christiaan_Huygens
オランダの数学者・物理学者・天文学者クリスティアーン・ホイヘンスです。高校の時にホイヘンスの原理って習いましたね。そのホイヘンスが世界で初めて、オリオン大星雲をスケッチして、星と星雲を区別したのです。
https://en.wikipedia.org/wiki/Orion_Nebula
現代では星雲とか銀河とか宇宙に存在していることは常識ですが、肉眼でしか観察できなかった時代、望遠鏡が発明されたばかりの頃、誰も、星以外の天体が存在することも知りませんでしたし、想像することもできませんでした。43倍の反射望遠鏡を自分で製作し、その望遠鏡を根気強く観察し続けて、「これって少しぼやけてて星とは違うものかも?」と気付いてスケッチを作画したのです。
このように、ゼロから生み出す発見は本当に偉大だと思います。このような進歩が少しずつ少しずつ積み重なって現代の我々の科学技術の時代に到達しているのです。そのスモールステップを刻んだ人物として記憶されるべき大科学者です。
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Maryam Mirzakhani:Growth of the number of simple closed geodesics is polynomial
https://mempool.space/ja/tx/03fcc8028e14bcb515e0fc633cca0d86b481c1279ad8d8188f134f143892eceb
女性科学者紹介シリーズ。科学者というか数学者です。数学会のノーベル賞と言われるフィールズ賞を女性で初めて受賞した数学者なんです。イラン出身の女性数学者、マリアム・ミルザハニさんです。
https://en.wikipedia.org/wiki/Maryam_Mirzakhani
普通、物理学でも生物学でも、その業績は、ノーベル賞の受賞理由をみても、一行ぐらいで簡潔に書くことが出来ますね。青色LEDを開発したとか、リチウムイオン電池を発明したとか、中性子を発見したとか、電子のエネルギーをシュレーディンガー方程式として導出したとか、遺伝子編集の酵素を発見したとか、もう、すぐに「凄い!」と分かる業績になるわけです。
でも、数学の場合は、フィールズ賞の場合は、受賞理由に書いてある文章を読んでも意味が分からないことが多いですね。あまりにも抽象的過ぎて、何が問題で、なにを成し遂げて、それがどれくらい凄いのか、分かりにくいわけなんでございます。
それで、女性の初めてのフィールズ賞受賞者を御紹介しようと思って、一生懸命、何冊か、トポロジー(位相幾何学)の入門書を読んでみたのですが、残念ながら、それでも良く分かりませんでした。ただ、どの本でも、ミルザハニの定理を紹介している本では、ミルザハニの発見が画期的だと褒め称えているのです。
Growth of the number of simple closed geodesics is polynomial
直訳すると、「単純閉測地線の数の増加は多項式である」ということなんですが、どうも、穴が何個も空いているドーナツの表面(リーマン面)の最短距離を測定する線の数についての定理のようです。そのn個の穴が開いたリーマン面の姿を頭の中で想像することも困難であり、どうしてそんなことが分かったのだろうと不思議で仕方ない話です。リーマン面の性質に興味を持ち、測地線の数についてひたすら考え続けた結果なのでしょう。それはもうエベレスト登山にも似た、孤独な冒険だと思いました。女性とか男性とか関係なく凄い数学の冒険だったのだろうと思います。
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E.F.Schumacher:Small is Beautiful/GOOD WORK/Each is a universe.
https://mempool.space/ja/tx/cefc063224079eeec4a428e63bb12f156f876247ea0c81f1b14bbb5c5e3a48fb
ユダヤ系ドイツ出身のイギリスの経済学者EFシューマッハーさんの1973年のスモールイズビューティフル(ちいさいことは素晴らしいことだ)は、石油危機を予言して的中したことから全世界のベストセラーとなり、持続可能性やSDGsの源流ともなっているミニマリストのバイブル本です。
第3部第4章「インドの失業問題」にドキリとする一節がありました。
『教育とは「特権を手に入れるためのパスポート」なのか、それとも修道誓願のように我が身に引き受ける義務、民衆に奉仕するという聖なる義務なのだろうか。』
これは、ノブレス・オブリージュの考え方ですが、現代日本人の中学受験や大学受験、また資格試験で、このような考え方ができている人は少ないのではなかろうかと思ってしまいました。
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Margaret Geller and John Huchra:discovery of CfA2 Great Wall
1989年にハーバード大学・スミソニアン天体物理学センターのマーガレット・ゲラーとジョン・ハクラらによる銀河の赤方偏移サーベイ観測(CfA赤方偏移サーベイ)によって発見され、中国の万里の長城(英語では The Great Wall of China)にちなんでこの名が付けられた宇宙の巨大構造です。
https://ja.wikipedia.org/wiki/グレートウォール
グレートウォールは地球から約2億光年離れた位置にあり、5億光年以上の長さと約3億光年の幅を持つ、膨大な数の銀河からなる「壁」です。「壁」の厚さは約1500万光年しかありません。驚くような宇宙の神秘!いったいこれは何なのか?どうしてこんなものが出来たのか!それを女性科学者であるマーガレットゲラーさんが発見してしまったのです。
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