OP_RETURN報告

自薦他薦を問わず OP_RETURN記録の報告をして相互に鑑賞致しましょう。手動承認により掲載されないことがありますので御了承下さい。

コメント

“OP_RETURN報告” への113件のフィードバック

  1. admin

    Saigyo:I wish I could die in spring with flowers in March on the fullmoon night

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    https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A5%BF%E8%A1%8C

    西行法師は俗名を佐藤 義清(さとう のりきよ)と言い、藤原氏傍流の武士でした。鳥羽院邸の警護を任される北面武士も勤めたエリートでした。それが、すべてを投げうって出家して、日本全国を流転の旅に出ます。それでも、不思議なもので、和歌を好み、素晴らしい和歌を沢山遺しています。管理人が大好きなのが、これ、

    ねかはくは はなのもとにて 春しなん そのきさらきの 望月の比  ──『続古今和歌集』

    死にたいだなんて、通常の死生観を超越した凄い境地だなあと思います。でも、単に死にたいだけじゃなく、釈迦の入滅の頃に、桜の満開の満月の夜に、花吹雪の舞っている中、幹に寄りかかって、死んで見たいものだ、というのです。生老病苦を克服した西行法師の涅槃の気持ちが出ていると思います。西行法師の願いは、美しい死に様なのです。他のことは何も求めてない訳です。この和歌は価値観の在り様も示していると思います。メメントモリという欧米の言葉もありますが、人生短いのだから、世俗の欲求を求めても虚しいよ、と西行は歌っているのです。

  2. admin

    Naoki Higashida:The Reason I Jump

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    自閉症作家、東田直樹さんの「自閉症の僕が跳びはねる理由」です。自閉症の息子を持つデビッドミッチェルさんとの交流がNHKスペシャルで放映されて感動しました。東田さんの文章は悲しいほど美しいものです。東田さんの心がピュアだからですね。

    https://www2.nhk.or.jp/archives/tv60bin/detail/index.cgi?das_id=D0009050591_00000

    ※参考書籍

  3. admin

    Part:An den Wassern zu Babel sassen wir und weinten / The Hilliard Ensemble

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    エストニアの現代作曲家アルヴォ・ペルトの合唱曲「バビロンのほとりで」です。バビロン捕囚を題材にした宗教音楽です。バビロン捕囚は、紀元前597年から578年にかけて、新バビロニアの王ネブカドネザル2世により、ユダ王国のユダヤ人たちがバビロンを初めとしたバビロニア地方へ捕虜として連行され、移住させられた事件です。ユダヤ教徒は、エルサレムを追われ囚われの民となり、エルサレム帰還が悲願になりました。紀元前537年、ペルシャの王キュロス2世は、捕らわれていた者たちがエルサレムに帰還して神殿を再建することを許す布告を出してバビロン捕囚は終わったのですが、ユダヤ教徒とキリスト教徒にとって、エルサレムを離れて暮らす気持ちは、バビロン捕囚民の気持ちに重ねられてこの歌が語り継がれてきたのです。

    それは、旧約聖書の詩編137篇に記録された詩です。

    1. バビロンの流れのほとりに座り
    シオンを思って、わたしたちは泣いた。
    2. 竪琴は、ほとりの柳の木々に掛けた。
    3. わたしたちを捕囚にした民が 
    歌をうたえと言うから 
    わたしたちを嘲る民が、楽しもうとして
    「歌ってきかせよ、シオンの歌を」というから。
    4. どうして歌うことができようか
    主のための歌を、異教の地で。
    5. エルサレムよ
    もしも、わたしがあなたを忘れるなら
    わたしの右手はなえるがよい。
    6. わたしの舌は上顎にはり付くがよい
    もしも、あなたを思わぬときがあるなら
    もしも、エルサレムを
    わたしの最大の喜びとしないなら。

    これはキリスト教でもユダヤ教でもない我々日本人の心も打つ不思議な力を持った曲です。ECMレコードのARBOSというアルバムに収録されたヒリアードアンサンブルの演奏が最高です。ミーレミレードミレドシーラミレドシラー、ということで、あまりにも美しいメロディーにより、「この美しい音がミなのか!」と、管理人が絶対音感を初めて感じた曲です。

  4. admin

    J.P.Sweelinck:Mein junges Leben hat ein End

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    オランダのオルガニスト作曲家、ヤン・ピーテルスゾーン・スウェーリンクの「わが青春は過ぎにけり」による変奏曲の御紹介です。ドイツ民謡といわれる哀愁をたたえた美しいメロディーに、技巧を凝らした変奏曲が重なっていきます。ジャック・ヴァン・オールトメルセンの演奏したCDをいつも聴いています。このCDは入手困難のようですので、Luca Scandaliさんの録音を御紹介しておきます。

  5. admin

    Tariq Rashid:Make Your Own Neural Network

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    これは、ニューラルネットワークを自作しようという本です。現代人の生活を変えつつあるAI人工知能の技術が、どのような仕組みで動いているのか、それを勉強するのです。孫子の兵法で「敵を知り己を知れば百戦危うからず」というものがあります。AIを正しく理解することにより、AI時代を乗り切る知恵を得ることができるのです。もしもニューラルネットワークを自分で作ることができれば、それはニューラルネットワークを「理解」したことになるのです。画像認識や音声認識や意味認識(機械翻訳)が可能となりつつあります。しかも、その認識精度が平均的な人類の「性能」を超えつつあります。なぜそんなことが可能になるのか、それは、動物の脳の解剖観察から始まり、その数学的なモデル化とシミュレーションによって進歩していることが分かります。網の目状に無数に繋がったニューロンの繋がり(軸索)の太さ、情報伝達のされやすさが、情報(定数パラメーター)として記憶されています。機械学習は、その定数パラメーターを決定する作業であると分かります。その定数は、誤り(誤差関数)の最も少ない点、つまり誤差関数の谷底を探して設定されます。誤差関数の谷底は誤差関数の微分がゼロになるということであり、それは微分方程式を解くことに他ならないのです。しかもその微分方程式は、非線形の未知の関数ですから、試行錯誤で数値微分を繰り返すのです。この知識の重要性に気付いた人が、この本を世界中の言語に翻訳して出版しています。幸い日本語にも翻訳されていますので、日本語で頑張って読んで下さい。

    ※参考書籍

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