自薦他薦を問わず OP_RETURN記録の報告をして相互に鑑賞致しましょう。手動承認により掲載されないことがありますので御了承下さい。
OP_RETURN報告
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“OP_RETURN報告” への82件のフィードバック
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Stephen Earle: Heaven’s Wind – The Life and Teachings of Nakamura Tempu
https://mempool.space/ja/tx/26f2faba8dd65d0354074d4f77c088bfdd39cf521802497ddd084eeb989493a8
日本が世界に誇る思想家、中村天風先生を英語圏の人々に紹介する本を記録しておきました。
初めて天風先生のことを知った時、「宗教かなにか?」と感じたのですが、どうもそういうのとはちょっと違います。東洋的世界観に基づいてポジティブに楽しく人生を渡っていくための教訓のようなものかなと思います。
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Manyoshu:Murasaki-ha/Woman in purple,you need a man to be even more beautiful.
https://mempool.space/ja/tx/f0ba03f650f63434ec7a579dd6b8fc4b7e6f74074b89bddea300fe93fb25a352
万葉集より、詠み人知らず
「紫は灰(ほの)さすものぞ
海石榴市(つばいち)の
八十(やそ)のちまたに
逢へる子や誰」※直訳
紫色は灰を入れるものです
このにぎやかな市場で
出会った娘よ名前を教えておくれ※意訳
紫色の服を着た家柄の良い娘さん
紫の染料は灰で汚して発色させるんですよ
あなたももっと美しくなるために
男性と遊んで少し汚れた方が良いのでは※鑑賞
これは万葉集の時代のナンパの歌なんですね。ほら娘さん私と遊びませんか?少しくらい汚れた方が美しくなれるんですよ!という誘い文句なんですね。日常を逸脱するような気分を歌い上げてる秀作です。時代が変わっても人間のやることは変わりません。衣食住と恋愛なんですね。※参考ページ、武田薬品の紫根解説ページ
https://www.takeda.co.jp/kyoto/area/plantno313.html -
Ono no Oyu:Here in green Capital Nara, Spring flowers are now in full bloom.
https://mempool.space/ja/tx/989af3fed929ed30eefa2efcb3f0d34a3c4f4c542b97676a17c6b1c58aefe2b0
あをによし 寧楽(なら)の京師(みやこ)は 咲く花の にほふがごとく 今盛りなり (『万葉集』3-328、小野 老(おの の おゆ))
やはり、この「あをによし」は全日本人が知っている美しい奈良の景色ですね。素直に満開の桜を楽しんでいるわけです。春のウキウキした気持ちや、奈良の都の中心街の賑わいと、満開の桜の華やかさがないまぜになって表現されているのです。にほふがごとく、というのは、花の遠景を眺めて手元で匂っているわけではないが、花が手元に迫ってくるように咲き乱れているという表現ですね。
日本人は昔から自然を愛してきましたね。この「あをによし」って日本人でも意味が分かってるわけじゃあ無いんですよね。でも、奈良に掛かる枕詞で、青丹は奈良地方で取れる緑色の粘土の顔料のようです。「よし」は「吉」と書いて、「青丹吉」と漢字で書くのだそうです。そんな書かれても日本人だって分かりませんよね。外国人ならもっと分からないでしょう。でも、めをつむって、「あおによしーならのみやこはさくはなのー」とゆっくり読み上げてみると心が満たされていくのを感じることができますね。このような情景を、このように素直に描き切ることは意外に難しいことなんじゃないかと思います。日本語にはこの和歌が組み込まれているのです。このような美しい和歌が組み込まれた日本語を持つ我々日本人は幸せだと思います。この幸せな気持ちを少しでも外国の人にも伝えたいと思い、opreturn送信してみました。
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